麦粒腫・霰粒腫
麦粒腫・霰粒腫(めばちこ・ものもらい)とは
瞼の腫れ・痛み・かゆみなどの症状が現れる病気です
「麦粒腫・霰粒腫」とは、いわゆる「めばちこ」「ものもらい」などと呼ばれる病気で、瞼に腫れ・痛み・かゆみなどの症状が現れます。
麦粒腫と霰粒腫で原因や現れる症状、治療方法などは異なります。
麦粒腫の多くは点眼薬や抗生剤で改善させることが可能ですが、霰粒腫は薬物療法だけでは完治させることが難しいため、霰粒腫の方が手術が必要となるケースが多いと言えます。
大阪市西成区の三間眼科医院では、麦粒腫・霰粒腫の治療を得意としており、完治を目指した治療に力を入れて取り組んでおりますので、「他院で治療を受けてもなかなか良くならない」「薬物療法を受けても効果がない」などとお悩みでしたら、一度お気軽に当院までご相談ください。
当院の麦粒腫・霰粒腫治療の特徴
麦粒腫・霰粒腫の治療に力を入れて取り組んでいます
麦粒腫・霰粒腫(めばちこ・ものもらい)は一般的な眼の病気で、眼科医であれば誰でも診ている病気だと言えます。
ですが、完治させられる医師は実は少ない病気でもあるのです。
大きな病気ではありませんので、専門的な医師もほとんどいません。
当院では、こうした麦粒腫・霰粒腫の治療に力を入れて取り組んでおります。
いくつも眼科医院を回り、手術を受けたにもかかわらず改善しないとお困りだった患者様が、当院で治療を受けて治癒したケースもありますので、「なかなか良くならない」とお困りでしたらお気軽に当院までご連絡ください。
霰粒腫の薬物療法に自信があります
麦粒腫と比べて、霰粒腫は手術が必要になるケースが多いのですが、その要因の1つとして、麦粒腫が抗生剤だけでも治癒がはかりやすいということが挙げられます。
一方、霰粒腫の多くは薬物療法だけでは完治させることが難しいため、手術が必要となるケースが多いと言えます。
当院ではできる限り霰粒腫の摘出手術を回避するため、これまでの経験に基づいた適切な量のステロイドの処方などにより、薬物療法による治癒を目指します。
「術後のきれいさ」にこだわって手術します
霰粒腫の摘出手術には、瞼の表側から切開する方法と、裏側から切開する方法があります。
症状が現れている部分に応じて適切に選択します。
瞼の内側から腫れが生じている場合には、内側からの切開で対応できますが、外側に現れている場合には、外側からの切開で対応するケースもあります。
「瞼を外側から切開すると、傷口が目立つのでは…」と心配される方もおられるかもしれませんが、外側からの切開でも傷口はほとんど目立ちませんし、その方が予後が良好で、見た目もきれいだと考えています。
麦粒腫
麦粒腫とは
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)とは、一般的に「めばちこ」「ものもらい」と呼ばれる病気の一種で、瞼のふちの脂腺(脂が出る腺)に黴菌が入り感染することで、急激に腫れたり、痛みなどの症状が起こったりする病気です。
麦粒腫は黴菌の感染部位によって「外麦粒腫」と「内麦粒腫」に分けられます。
瞼の外側にある汗腺や、まつ毛の根元に感染したものを外麦粒腫と言い、瞼のふちにあるマイボーム腺(皮脂腺)に感染したものを内麦粒腫と言います。
多くの場合、点眼薬や抗生剤で改善させることが可能ですが、感染が治まらず、膿が白く見える場合などには膿を外に出す処置(切開排膿)が必要となる場合があります。
麦粒腫の症状
- 瞼がかゆい
- 瞬きした時などに眼が痛む
- 瞼が腫れている
- 眼が充血する
- 眼がゴロゴロする
麦粒腫の治療
麦粒腫は多くの場合、点眼薬や抗生剤で改善させることが可能ですが、感染が治まらず、膿が白く見える場合などには「切開排膿」という膿を外に出す処置が必要となる場合があります。
霰粒腫
霰粒腫とは
霰粒腫(さんりゅうしゅ)とは、一般的に「めばちこ」「ものもらい」と呼ばれる病気の一種で、瞼のふちにある「マイボーム腺」と言う皮脂腺が詰まり、脂肪成分が溜まって瞼にしこりのような塊ができる病気です。
眼やにが出る、眼の充血、瞼の腫れなどの症状が現れるほか、ごく稀に眼瞼膿瘍を引き起こして瞼が開かなくなるほど腫れてしまう場合もあります。
霰粒腫の症状
- 瞼に白いしこりのような塊ができる
- 瞼にしこりがあり痛む
- 眼やにが出る
- 眼が充血する
- 瞼が腫れている
- 瞼が開けづらい
- 瞼が開かない(眼瞼膿瘍)
霰粒腫の治療
薬物療法
点眼薬や抗生剤、ステロイドなどを用いた薬物療法により、症状を改善に導きます。
ただし、霰粒腫の多くは薬物療法だけでは完治させることが難しいため、症状によっては手術が必要となるケースもあります。
摘出手術
薬物療法だけでは症状は軽減するものの、完治させることが難しい場合などには、摘出手術を行うことがあります。
摘出手術には瞼の表側から切開する方法と、裏側から切開する方法があります。
どちらの方法を選択するかは、患者様の症状が現れている部位によって異なりますので、患者様とよく相談した上で決定させて頂きます。