重症ドライアイ

ドライアイとは

重症ドライアイの症状

• 視力が低下する
• 目が開けられないほど痛い

ドライアイの原因

ドライアイの原因には涙の量が減少する「涙液減少」と涙の蒸発量が多いために目が乾きやすい状態になる「涙液蒸発亢進」があります。

環境要因ー３つのコン(パソコン・エアコン・コンタクトレンズ)

パソコンの集中しすぎることによる瞬きの減少や、エアコンの効いた部屋にいることで目が乾燥し、ドライアイの原因となります。
またコンタクトレンズの装着により水分の蒸発量が多くなります。また、コンタクトレンズとの摩擦により(特にソフトコンタクトレンズ)炎症が起こる場合があります。

加齢

加齢に伴って、涙液の量が減少します。また組成分が変化し、質も落ちます。

薬の副作用

抗コリン作用のある向精神薬や風邪などの感冒薬により涙の量が減ることがあります。また炎症を抑える点眼液の影響で角膜に傷がつくこともあります。

重症ドライアイの手術

当院ではドライアイの手術を外来で受けて頂くことが可能です。しかし、すぐに手術をするというわけではなく患者様の医師を尊重し、手術するかどうか、どの時期に手術を受けるかなどを決定させて頂きます。通常ドライアイが軽度のものであれば点眼薬を用いて経過を見ますが、重症ドライアイに対して点眼薬では効果は十分ではなく、手術を行います。当院では「涙点プラグ挿入術」「涙点閉鎖術」を行っており、患者様に最適と思われる方法で治療させて頂きます。

涙点プラグ挿入術

涙点プラグ挿入術とは、重症ドライアイに効果のある手術方法です。涙は通常、瞼の外側にある涙腺でつくられ、目を潤した後に眼頭にある涙点というところを通り、涙小管、涙のう、鼻涙管、鼻腔へと排水されます。涙点プラグ挿入術ではこの涙点にシリコン製のプラグ(栓のようなもの)の挿入し、涙点に涙を溜めて目を潤します。涙点は各目に上涙点・下涙点の2か所があり、それぞれの涙点の大きさを見て、ドライアイの症状を見てどの涙点にプラグを挿入するか決めます。ペンのような専用の器具を用い、涙点にワンタッチで簡単に挿入でき、痛みはほとんどありません。
また、涙点プラグ挿入術を行い、患者様によっては涙が溢れすぎてしまうということもあります。そういったときにプラグは外せるので、そういった利点もございます。

涙点閉鎖術

涙点プラグ挿入術が適応でない場合、プラグの大きさが合わない、炎症が起きてしまう、などの場合や重症ドライアイが長期にわたり続く場合は涙点を半永久的に閉じる涙点焼灼術という手術を行います。こちらは簡単に涙点を戻すということが出来ないので十分適応症例かどうかを見極めて手術を行います。

三間眼科医院は「先進医療認定施設」です

多焦点眼内レンズの白内障手術に保険が適用されます

大阪市西成区の三間眼科医院は、厚生労働省による「先進医療認定施設」です。

当院で多焦点眼内レンズの白内障手術を受けられれば、本来であれば全額自己負担となる術前・術後の検査費、診察費などに保険が適用されます。
さらに、患者様が生命保険の「先進医療特約」の対象者である場合、手術費なども負担してもらうことが可能ですので、医療費の負担が軽減されます。

先進医療認定施設とは

「先進医療」とは、一般診療で認められている医療水準を超える先進的な医療のことを言い、厚生労働省からこの先進医療を行うことを認められた医療機関のことを「先進医療認定施設」と言います。

先進医療認定施設以外で先進医療を受ける場合、保険が適用されないため治療費はすべて自己負担となります。
ですが、先進医療認定施設であれば術前・術後の検査費、診察費などに保険が適用されますし、また生命保険の「先進医療特約」の対象となりますので、手術費なども保険でカバーすることが可能となり、患者様の医療費の負担が軽減されます。